上司と言う立場になると、悩みは尽きないですよね。
仕事において常に業績という結果を要求され、目標を達成するための自組織のマネジメントと部下の育成が求められますが、これがなかなかうまくいきません。
結果、上(自分の上司)からは怒られ、下(部下)からは小突き上げられる、つらい立場です。
「だったら、上司になんかならなければ良い」という考えも一理ありです。
しかし、上司という立場でなければできないこと、味わえない喜びがあるのも事実。
こちらでは、上司(=管理職やリーダーという立場)になった人に向け
上司の心得
部下との関係
部下の成長支援と業務指示
をご紹介しています。
私自身、会社員として、リーダー、管理職という立場で20年以上、仕事をしてきました。
その間、散々悩みまくって、数多くの失敗を繰り返し、後悔を重ねてきました。
「もし、あのとき、ああやっていれば、もっとマシになっていただろう・・・」
「こういう考え方で対処していれば、失敗しなくて済んだだろう・・・」
そんな想いをもとに、私自身の考え方を記しました。
「キレイごと」もあれば、自分の身を守るための「ズルい」考え方も書いてありますが、これらの情報が、リーダーという立場で悩んでいるあなたのご参考になれば幸いです。
上司の心得
一般職と管理職の違いと両者が対立する理由について思うことを書いています。
上司になったら「リーダーシップ」が強く求められますが、世に言う理想的なリーダー像と現実の自分とを比較すると、そのギャップに落ち込んでしまうものです。
私自身は、リーダーシップとマネジメント能力は別物であり、仕事においてはマネジメント能力のほうが圧倒的に優先度が高い、という考えを持っています。
つまり、上司になったから、はりきってリーダーシップを発揮しようとするのではなく、マネジメント能力を磨くべきという持論です。
この考えを記したのが、以下の3つの記事です。
誰しも「理想の上司になりたい」と思うもの。
しかし、「理想の上司」かどうかは部下からの目線で判断される以上、それは常にあやふやで、同じ上司でも複数いる部下それぞれからの評価は全く違う、ということを記しています。
- 理想の上司像が、そのときどきによって変わる理由
- 「上司にしたい歴史上の人物」のランキングを見て、おもしろいと思ったこと
- 「新入社員の理想の上司」という調査結果を見て、初ランキング入りした人の理由を推測してみた
部下との関係
会社の中では、上司には「上司権限」という強制力があります。
業務命令はこの強制力に基づき発せられ、部下はこれに従うことによって、組織が成り立っています。
しかし、いくら強制力があるからと言っても、仕事は人と人が行うものである以上、上司が大上段から押し付けてしまうと、部下は動きません。
やはり、大切なのは上司と部下との人間関係です。
部下とより良い人間関係を築くには、部下から信頼される上司になるには、何をどうすれば良いかを以下の記事で示しています。
(もちろん、言うは易し、行うは難しですが・・・)
- 部下対応において必要な上司の心構えとは
- 上司として、部下の「能力」、「性格」、「家庭環境」、「価値観」を把握していますか?
- 部下から信頼される上司となる10項目の条件
- 部下の「おかげ」、上司の「せい」
- 礼をもって接することの大切さと難しさ 初めて年上の部下をもったときの話 その1
- 心情のギャップ 初めて年上の部下をもったときの話 その2
- 「人を動かす」には、「人は動かない」と割り切ることと結果に期待しないことが大切
部下の成長支援と業務指示
上司にとって、部下に「仕事をしてもらうこと」とともに、「ビジネスパーソンとして成長してもらうこと」も大きな仕事です。
業績と言う目標を達成するには、部下がしっかりと仕事をすることが大前提ですし、部下は、仕事を通じて成長するもの。
そのためには、部下にどんな仕事をどう割り振るか、どう関わっていくかが上司にとって、とても重要となります。
以下の記事では、その具体的な考え方や実行のしかたを記しています。
おわりに
この世の中に「完璧な上司」など存在しません。
ですが、上司が部下という「人」に対する影響を考えると、少しでも「良い上司」となるよう努力すべきです。
一方、「管理職の7人に1人はメンタル上の問題を抱えている」との調査報告があります。
程度問題はあるにせよ、上司と言う立場にはたくさんのストレスがかかるのも事実。
上司になったら、自分で自分を守ることも必要です。
より良い上司になる努力をしつつも自分で自分を守る、上司になったら、このバランスを大切にしていきましょう。